昨日の坂ダッシュについて
多くの方からどういう効果が期待できるのかという質問を受けたので書いておきます。
マラソンとか長い距離でも以下の効果を期待しています。
後半の有酸素だけで足りない、脚に疲労物質がたまってきたときのペース維持に強くなる
スパートや坂や風、ペース変化などの変化に対応できる
ゆっくり走るのと違い自然とスピードを出しやすいフォームになる、出力が高いので筋肉動員量が多いため筋力・その持久力の向上
スピード向上で同じペースの余裕度を上げる
トラックだとよりペース変化や脚に疲労物質がたまる局面が多いので効果はより期待できますね
ちなみに坂でやったのは筋力強化に加え、平地と比べ着地衝撃が少ないので故障につながらないようにという理由です
これだけボリューム多くメイン練習としての坂ダッシュは目標とするレースが遠い時期に取り組むのが良いと思います。
レースが近くなってくるとレースの強度に近い練習や、レースの時間走る練習に重点を置きたいので。
なのでレースが近い時期はポイント練習の間隔があくときに、jogのあとに5本程度取り組んでみてはどうでしょうか。
昨日の長さだと結構な方が後半失速する感覚があったと思いますので、昨日よりも短く15秒程度のダッシュで十分だと思います
みんなでかっこいいスピード感の高い走りを目指しましょう
以下生理学的に細かいので興味ある人だけ…
無酸素トレーニング(無酸素の割合が多いだけで有酸素も多い)にはATP-CP系と解糖系に分かれます。(明確に分かれるのではなく、エネルギー源がそっちのが割合が多くなるっていうイメージ)
昨日の坂ダッシュだと30秒以上はあるので解糖系にあたります。
糖を分解して乳酸を生み出す能力→その乳酸をエネルギー減として利用する能力
筋繊維の動員数増加
あたりが効果なのですかね。
難しすぎて僕も理解しきれてないので今回はこの辺りで…
あくまで個人的な見解なので悪しからず…